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エリザベス女王即位60周年 ダイヤモンド・ジュビリー記念コンサート

エリザベス女王即位60周年ダイヤモンド・ジュビリー記念コンサート
2012年6月4日、エリザベス女王の即位60周年、ダイヤモンド・ジュビリー記念コンサートがバッキンガム宮殿内ヴィクトリア像前で行われました。コンサートには、イギリスを代表とするアーティスト達が勢揃いし、ゴールドのドレスに身を包んだエリザベス女王を囲みました。ハイドパークやトラファルガ広場には特設会場が設けられ、BBCではコンサートを生中継。大勢のイギリス国民がダイヤモンド・ジュビリーを祝しました。

コンサートに出演したのは、サー・ポール・マッカートニー、サー・エルトン・ジョン、サー・トム・ジョーンズ、カイリー・ミノーグ、ロビー・ウィリアムス、スティーヴィー・ワンダー、ウィリ・アイ・アム、ジェシー・J、エド・シーラン、アルフィー・ボウなど。驚きのパフォーマンスを繰り広げたのは、衛兵バンドをバックに、ミリタリー・スタイルのファッションで「Let Me Entertain You」「How you feeling London」を熱唱したロビー・ウィリアムス。アーティストの最後を飾ったのは、大御所ポール・マッカートニーによる「ALL MY Loving」「Let It Be」「Live And Let Die」。このスマッシュ・ヒット曲の披露に、会場はさらにボルテージを上げ、熱気に包まれました。

また、チャールズ皇太子のお祝いのスピーチでは、「残念ながら、父は体調がすぐれず、(入院したため)参加することができませんでした。しかし、みなさん、ここから大声で叫んで頂ければ、病院にいる彼にもその声が届くでしょう」との冗談と、「フィリップ、フィリップ、フィリップ!!!」の掛け声に歓声が。

エンディングは、ロイヤル・ファミリーがステージに上がり、アーティスト達に囲まれての国歌斉唱に。このコンサートから、国民に愛される女王のお姿が浮き彫りになりました。近年、王室の支持率が高まる理由も、女王の重ねてこられた60年の重みを、国民が公平な目で評価しているからといえるのではないでしょうか。有名アーティストが出演することだけで、国民が盛り上がったということではなく、王室と国民との間の交流がしっかりと存在しており、それがイギリスという国の大きな特徴的側面であると感じずにはいられません。

本日6月5日は、エリザベス女王はセントポール大聖堂へ礼拝に訪れます。そして、馬車によるパレードでダイヤモンド・ジュビリーは幕を閉じます。その馬車は、王立厩舎(ロイヤル・ミュウ)で目の前で見ることができるので、ぜひ観光に訪れることをお勧めします。


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