『キャバレー』ロンドン公演 ご予約方法、あらすじ、劇場、座席表
ナチスの足音が迫りつつあるワイマール時代後半のベルリン
妖艶なキット・カット・クラブで交差する人々を描いた作品
ハロルド・プリンスの演出で有名なミュージカル『キャバレー」は、1966年初演の翌年には、トニー賞8部門で受賞し、現在まで数々のリバイバル公演が開催されてきました。イギリスでの初演は、なんとジュディ・デンチがサリー・ボウル役を演じています。また、これまでのリヴァイヴァルでも、エディ・レッドメインやエマ・ストーン、ミシェル・ウィリアムなど、ブロードウェイ、ウェストエンドともに、ビッグスターたちによる公演が幾度も企画されてきました。
キャバレーの物語は、イギリス系アメリカ人のクリストファー・イシャーウッドの自伝から派生していると言われ、ジョン・ヴァン・ドルーテンの『私はカメラだ」の小説を基として、作曲ジョン・カンダー、作詞フレッド・エブによって手掛けられています。
当作品が上演されるのは、キャバレーのために作られたステージ「キット・カット・クラブ」。観客は、キャバレーのお客として、ワイマール時代へタイムトリップする体感型観賞を楽しむことができます。
キャバレーのあらすじ
ナチスが台頭しつつあるベルリンの一角にあるキャバレー「キット・カット・クラブ」。ここには、毎夜大勢の客が押し寄せ、下品で過激なショーが繰り広げられ、退廃的なムードが漂う。ショーを盛り上げるのは、道化的存在であるMC。卑猥で皮肉なジョークを得意として、不気味な雰囲気を放っている。
ベルリンの駅には、アメリカ人作家の若き青年クリフォード・ブラッドショーが到着する。クリフはドイツの密輸業者エルンスト・ルートヴィヒと出会い、下宿を紹介される。下宿の女主人のフロイライン・シュナイダーは、貧しいクリフに根負けし、半分の家賃で部屋を貸すことにする。
クリフが「キット・カット・クラブ」を訪れると、イギリス人のサリー・ボウルズがセクシーな歌声を披露する。二人は出会い、彼女はクリフに詩を朗読するよう懇願し、クリフはアーネスト・セイヤーの英雄詩「Casey
at the Bat」を朗読する。
翌日、クリフの部屋にサリーがやって来る。キャバレーのオーナーで恋人のマックスからクビにされ、住む家がないという。サリーは、クリフを説得して居座ることに。下宿屋に住む年老いたユダヤ人の果物屋シュルツ氏は、シュナイダー夫人にロマンチックにもパイナップルをプレゼントしている。「キット・カット・クラブ」では、若いウェイターがほがらかに愛国歌を歌い始める。明るい雰囲気で始まった歌は、次第に暗いナチスの行進曲へと変わっていく。
数か月後、クリフとサリーは親密な関係になって一緒に暮らしている。サリーは妊娠していることをクリフに打ち明け、クリフはサリーに出産するように説得する。
シュナイダーとシュルツ氏は結婚することになり、クリフとサリーはその婚約パーティーに参加する。シュナイダーを気に食わない下宿のコストは、ナチスの腕章を着けたエルンストに、シュルツはユダヤ人だと告げてしまう。エルンストはシュナイダーに、ユダヤ人と結婚すべきではないと警告する。その後、シュルツ氏の果物店のガラス窓にレンガが投げ込まれ、シュナイダーは気が気でなくなってしまう。
クリフはサリーに、一緒にドイツを出てアメリカで子供を育てたいと懇願するが、サリーは退廃的な生活を捨てようとはしない。キャバレーの乱痴気騒ぎの毎日を楽しむ人々がいる一方で、迫りくるナチスの不穏な動きを危惧する人たち。今はまだ楽しんでいたいが、ナチスの足音はすぐそこまで聞こえており、人々の愛国心の熱狂もゆがんだ形で拡大しつつあった。
ベルリンでは、ユダヤ人の迫害が始まり、狂乱じみたお遊びは終焉に向かっているようだ。シュルツは、混乱はそのうちに収まるだろうと楽観しながら下宿を引っ越す。生き方をめぐってすれ違うクリフとサリーは、どう決断を下すのか・・・。
(公演時間 2時間45分)
キャスト
MC(EMCEE)役のLAYTON WILLIAMSは、『ビリー・エリオット』(ウェストエンド、アポロヴィクトリア劇場)にてビリー役、『レント』(ナショナルUKツアー)でエンジェル役、『エブリバディズ・トーキング・アバウト・ジェイミー』(アポロ劇場、UKツアー、ロスアンゼルス)でジェイミー役を務めた注目の俳優です。
クリフォード・ブラッドショー役のMICHAEL AHOMKA-LINDSAYは、『リーガリー・ブロンド』(リージェンツパーク)エメット役、『Newsies』ジャック・ケリー役を務め、Black
British Theatreアワードで、最優秀ミュージカル主演男優賞を受賞しています。
サリー・ボウル役 RHEA NORWOOD(9月21日まで)
休演日7月25日 (夜), 7月31日 (昼), 8月8日 (夜), 8月14日 (昼), 8月22日 (夜),8月28日 (昼),9月5日
(夜),9月11日 (昼) 9月19日
MC(EMCEE)役 LAYTON WILLIAMS(9月21日まで)
休演日 8月5日(夜),9月13日(夜),9月14日
クリフォード・ブラッドショー役 MICHAEL AHOMKA-LINDSAY
EMCEE役のレイトン・ウィリアムズは、若手の現在注目すべき俳優。
クリエイテイブス
2022年のオリヴィエ賞では、レベッカ・フレックナルが最優秀監督賞を受賞し、ニック・リドスターも最優秀サウンド・デザイン賞を受賞しています。トニー賞で舞台デザイン部門で受賞したトム・スカット。エディ・レッドメインは、彼の衣装を気に入っているとハリウッド・レポーターで話しています。妖艶な世界を描いたこの舞台は、観客の私たちまでも非日常へと引き込んでいきます。
作曲 ジョン・カンダー
作詞 フレッド・エブ
脚本 ジョー・マスターオフ
監督 レベッカ・フレックナル
舞台・コスチュームデザイン トム・スカット
振付 ジュリア・チェン
音楽監督 ジェニファー・ライト
照明デザイン イザベラ・バード
サウンドデザイン ニック・リドスター
キャスティング・ダイレクター スチュワート・バート
アソシエイト&プロローグ・ダイレクター ジョーダン・フェイン
プロローグ構成、ミュージックダイレクター アンガス・マクレー
座席について
キット・カット・クラブの座席は、ステージを囲んで、1階ストールズ、2階ドレスサークル、3階アッパーサークルになっております。3階アッパーサークルは、足元が大変狭くなっております。また、3階の階段の上り下りがご心配なお客様はご注意ください。
テーブル席では、シンプルなアフタヌーンティーとモエ・シャンドンの1グラス付きのパッケージを劇場から直接注文することが可能です。こちらのサイトからはチケットのみご購入頂けます。パッケージは、後から別にはご注文頂けませんので、ご了承ください。
上演日と上演時間
<上演日>
マチネ
-水・土 14:00
ソワレ
月-土 19:30-
<上演時間>
2時間45分(途中休憩を含む)
<備考>
12歳以下のお子様には適切な内容の公演ではございませんのでご注意ください。
チケットのオンライン予約では、簡単にお席をご予約頂けます!
『キャバレー Cabaret』のチケットは、当サイトから簡単にご予約頂けます。
当サイトと提携するLONDON THEATRE DIRECT(LTD)は、STAR加盟の信頼された大手ロンドンオフィシャルチケットエージェント。
『キャバレー Cabaret』の良い条件のお席を多数取り揃えたチケットサイトです!『キャバレー』のチケットを座席表から簡単にお選び頂き、簡単にオンライン予約できます。
当サイトは、LTDのコンシェルジュ・パートナーです。
https://funlondon.londontheatredirect.com/から始まるサイト(FUN!LONDONのロゴが目印)でご予約のお客様の方へ、ご予約の確認、コンファメーションの発行を行っております。また、決済のエラーが生じる場合、サポートできる場合がございます。
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キット・カット・クラブ・プレイハウス劇場へのアクセス
<キャバレー 劇場の住所および場所>
Kit Kat Club
(キット・カット・クラブ)
Northumberland Avenue, London, WC2N 5DE
<劇場までのアクセス>
Charing Cross地下鉄駅から徒歩6分
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チケット受け取り方法
オンライン予約で、ご予約後に届くメール(Order Confirmation)に添付のEチケット(QRコード付き)をご印刷またはスマートフォンなどへ画面保存の上、劇場ご入場時にご提示ください。
セキュリティチェックなどもありますので、お早目のご入場をお勧めいたします。公演開始後は、途中休憩までご入場できなくなる場合がございますので、ご注意ください。
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