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ナショナル・ギャラリー National Gallery

レコメンド

2300点を超える西洋の美術品を展示
世界最大級の美術館

トラファルガー広場の目の前に建つナショナル・ギャラリーは、2300点を超える西洋の美術品を展示する世界最大級の美術館です。ジョージ4世が政府を説得し、有名な絵画38点が購入され、国有コレクションが始まりました。

ここでは、一日かけて観ても足りないほどのコレクションをエリア別に紹介し、そのみどころをフォーカスします。

13世紀から15世紀のコレクション

中世後期の宗教画が中心に展示されているエリア。この時代は、教会や修道院の祭壇に飾られた宗教画が芸術の中心であり、古代神話の場面を写実的に描こう試みもみられた時代でもあります。

「アルノルフィーニ夫妻の肖像」ヤン・ファン・エイク
当時のモダンなドレスのドレープや布の素材感、背後に掛けられた鏡や真鍮のシャンデリアが鋭敏に描かれています。北方リアリズムの代表的な作品。

Jan van Eyck, The Arnolfini Portrait, 1434, Oil on oak, 82.2 x 60 cm, Bought, 1842, NG186

https://www.nationalgallery.org.uk/paintings/NG186

「ビーナスと軍神マールス」サンドロ・ボッティチェリ
軍神マールスがビーナスの前では無防備で寝ているところから、愛は武力に勝り、全てを制すという意味が込められていると解釈されています。サテュロス(半人半獣)の子供たちが、マールスの耳元でトランペットを吹き、武器を持って遊んでいても起きることはないという、ユーモラスに人間の本質を描いた作品。

Sandro Botticelli, Venus and Mars, about 1485, Tempera and oil on poplar, 69.2 x 173.4 cm, Bought, 1874, NG915

https://www.nationalgallery.org.uk/paintings/NG915

16世紀のコレクション

イタリア・ルネッサンスが開花した時代。ギリシャ、ローマの再復興が試みられています。このエリアでは、世界的に著名な絵画が展示されています。

「岩窟の聖母」レオナルド・ダヴィンチ
ミラノの「聖母無原罪の御宿り会」が、レオナルドとデ・プレディス兄弟に、サン・フランチェスコの小礼拝堂の祭壇画を1483年に発注したもの。代金の支払いがなされなかったことから、最初の作品はフランスに送られ、その後1508年に完成した作品がナショナル・ギャラリーに所蔵されています。

Leonardo da Vinci, The Virgin of the Rocks, about 1491/2-9 and 1506-8,
Oil on poplar, thinned and cradled, 189.5 x 120 cm, Bought, 1880,
NG1093

https://www.nationalgallery.org.uk/paintings/NG1093

「バッカスとアリアドネ」ティツィアーノ・ヴェチェッリオ
酒神バッカスがアリアドネに恋をし、チーターに引かせた二輪車を降りてくる一場面。テーセウスにナクソス島から追放されたアリアドネは、バッカスによって天に召され、星座になります。この物語のシリーズは、フェラーラ公爵アルフォンソ・デーゼのために描かれたもの。

Titian, Bacchus and Ariadne, 1520-3, Oil on canvas, 176.5 x 191 cm, Bought, 1826, NG35

https://www.nationalgallery.org.uk/paintings/NG35

「カーネーションの聖母」ラファエロ・サンツィオ
聖母とキリストの手には結婚の象徴であるピンクの花が握られていることから、聖母はキリストの母としてだけでなく、花嫁としても描かれていることを意味しています。ラファエロは、常識を新しい解釈に変換することを好み、当作品においては、喜怒哀楽のある人間らしい聖母子を描いています。

Raphael, The Madonna of the Pinks (‘La Madonna dei Garofani’), about 1506-7, Oil on yew, 27.9 × 22.4 cm

Bought with the assistance of the Heritage Lottery Fund, the Art Fund (with a contribution from the Wolfson Foundation), the American Friends of the National Gallery, London, the George Beaumont Group, Sir Christopher Ondaatje and through public appeal, 2004

NG6596

https://www.nationalgallery.org.uk/paintings/NG6596

17世紀のコレクション

ルネッサンス後期のカラヴァッジオに始まり、バロック絵画のレンブラントやフェルメールなどオランダ画家の作品を中心に展示しています。

「エマオの晩餐」カラヴァッジョ
キリスト磔刑後、弟子たちがエマオでキリストに出会う一場面を描いた作品。ひげをたくわえていないキリストを人間らしい表情で描いている点が画期的であると言われています。

Michelangelo Merisi da Caravaggio, The Supper at Emmaus, 1601, Oil and tempera on canvas, 141 × 196.2 cm, Presented by the Hon. George Vernon, 1839, NG172

https://www.nationalgallery.org.uk/paintings/NG172

「ヴァージナルの前に立つ女」ヨハネス・フェルメール
背景のキューピッドが持つカードとヴァージナルという楽器によって、女性の貞節を表現しています。オランダ特有のタイルの色調や女性のドレスの光沢とドレープが美しく写実的に描かれています。

Johannes Vermeer, A Young Woman standing at a Virginal, about 1670-2, Oil on canvas, 51.7 × 45.2 cm,
Bought, 1892, NG1383

https://www.nationalgallery.org.uk/paintings/NG1383

「鏡のビーナス The toilet of Venus」ディエゴ・ベラスケス
息子のキューピットが支える鏡の前で、愛の女神ビーナスが自分の姿に見入っている一場面。ベラスケスは、女性の美を擬人化して表現したとも解釈されています。この絵が描かれた当時、婦人裸体画は、厳格なスペインの教会で異端審問の的となったため、稀なケースであったものの、王を始め貴族の間で収集されていたことがわかっています。『The toilet of Venus』はヨーロッパでは『The Rockeby Venus』としてよく知られています。

Diego Velázquez, The Toilet of Venus (‘The Rokeby Venus’), 1647-51, Oil on canvas, 122.5 × 177 cm, Presented by the Art Fund, 1906, NG2057

https://www.nationalgallery.org.uk/paintings/NG2057

18世紀から20世紀初期のコレクション

個人の収集家や展覧会のための、小規模な作品が数多く描かれた時代。ゴヤ、ターナー、モネ、ドガ、ゴッホなどの作品が展示されています。

「戦艦テメレーア」ジョゼフ・マロード・ウィリアム・ターナー
トラファルガーの海戦で、ネルソン提督の旗艦ヴィクトリーとして活躍したテメレーアが役目を終え、シアネスからロザーハイズまで牽引される姿が描かれています。ロザーハイズはシアネスより西方にあるにも関わらず、日没の反対方向に牽引されていることから、イギリス海軍の衰退と喪失感を表現していると解釈されています。

Joseph Mallord William Turner, The Fighting Temeraire, 1839, Oil on canvas, 90.7 x 121.6 cm, Turner Bequest, 1856, NG524

https://www.nationalgallery.org.uk/paintings/NG524

「ひまわり」フィンセント・ファン・ゴッホ
ゴッホが南仏アルルに借りた黄色い家で、ゴーギャンの部屋のデコレーションをする為、1888年8月から9月の間に描いた作品。枯れゆくひまわりは、厚い筆で描かれ、インパスト(厚く盛り上げて描く技法)によってひまわりの種子を繊細に表現しています。

Vincent van Gogh, Sunflowers, 1888, Oil on canvas, 92.1 x 73 cm, Bought, Courtauld Fund, 1924, NG3863

https://www.nationalgallery.org.uk/paintings/NG3863

ガイドツアー

無料のガイドツアーも開催されています。所要時間1時間で、英語で
開催:火ー木(祝日を除く)15:00-16:00
場所:Central Hall集合、4名まで

グループで訪れる場合、事前に問い合わせれば、グループツアーを催行してもらうことも可能。その場合は、大人1人£20で、いくつかの言語に対応しています(英語またはその他のメジャーな言語)。
グループツアーについて

ナショナル・ギャラリーはレストランも有名

【レストラン】
ナショナル・ギャラリーは、最新のおしゃれスポットとしても有名。アートを楽しんだ後は、レストランやバーで余韻を楽しむのもロンドンを満喫する一つの方法です。

Ochre Brasserie(レストラン&バー)
オーカー・ブラッスリーは、イギリス的な要素を取り入れたヨーロピアンメニューを提供。人気のアフタヌーンティー、ランチ、24.50ポンドから幅広いセットメニューを楽しめるプレシアターメニュー(劇場の観賞前後の軽い食事)、カクテルバーとラウンジを楽しめます。

時間: 月-土曜日 11:30-19:00、金曜は21:00まで
場所:0階(レベル0、グランドフロア)Getty ExitまたはCharing Cross Road側
アフタヌーンティー予約
レストラン予約

Osteria Locatelli(イタリアンレストラン&バー)
トラファルガー広場を見下ろす景色を楽しめるイタリアン。名シェフのジョルジョ・ロカテッリが率いる本格的なイタリアンに合わせる様々なイタリアンワインを取り揃えています。毎日午後3時から4時30分まで提供される季節限定のセットメニューもあり。2皿は£25、3コースは£31とリーズナブル。
レストラン予約

時間: 毎日 11:30am–7:30pm(最終予約:18:00)金曜は22:15まで、土曜は21:15まで
場所:セインズベリー・ウィング内

Muriel’s Kitchen(セルフサービス・カフェ)
サラダ、キッシュ、温かいメイン、スイーツを気軽に楽しめるカフェ。

時間:毎日10:00-19:00、金曜日は21時まで
場所:レベル0(グランドフロア、Getty Exit付近)

ナショナル・ギャラリーへのアクセス

National Gallery ナショナル・ギャラリー

add: The National Gallery
Trafalgar Square, London WC2N 5DN,WC1
Google Map

hp: ナショナルギャラリー公式サイト

category: 美術館
station: Charing Cross
ticket: 無料(特別展は除く。特別展のチケットは、ネットで購入も可)
open:毎日 10:00 – 18:00(夏は19:00まで)、金曜日は21:00まで(1/1、12/24-26は休館)
所要時間:1-5時間
付近の観光名所:トラファルガー広場
備考:コレクションは貸し出しやメンテナンスで公開されていない場合があります。
バリアフリー・アクセスについての問合せ先などは公式サイトのACCESSにて紹介